ラストメール()

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詞:地味色(ジミー) 曲:地味色(ジミー)

木枯らし吹き抜ける町並みを
ガラス越しに見てた頃 フッと
遠い国からのメッセージ
読みながら ため息

今日が最後ねとつぶやいて
くもるウィンドを閉じるとなぜだか
和やかだった ひとときが
閉じた瞼に 浮かぶ

お気に入りのコーヒーカップは
思い出の戸棚に・・・
春のいぶきを感じながら
いつもの帰路につく

朽ちたコートの襟を立て
また一人 戸惑う人に やさしく
微笑みかけた フロアも今は
閉ざされた スペース

街はまだ 肌寒いけど
薫るここは沈丁花 やさしい
時間のベットに身を任せば
少し心は あたたかい 気がして

明日からは 新しい世界が
きっと待っていてくれるだろう
小雨まじるの 南風 私
最後の家路をたどる・・・

ひとはみんな出会いと別れを
分け合って生きているのだから
負けないわ わたし・・

人々の語らいを横目で眺め
つのる思いをタイプして
ここで 最後のラストメイル・・