新妻のひとり言
ブラインドの隙間から
朝のささやき
でも時計を見るのは
もう少しあとで
あなたのたくましき
往復いびきも
あと少しだけなら
聞いてもあげるは
やさしい新妻は
ヨーロピアンスタイルで
旦那様にはコーヒーの
香りのお目覚めと
ロマンチックな
朝食のはずなのに
目覚めのキッスの間に
無残に焦げてた
*繰返し
今はなにもできないけれど
愛するあなたのよき妻として
胸はないけど 胸をはれる
そんな時を待ってて下さい
たまの休みなのに
さっそくおじゃま虫
あなたの友達は
みな正直者で
お世辞にも私を
綺麗だとは言わないけど
気の置けないのが
取柄でしょうか
おもてなしはできないけれど
コーヒーの入れ方は自信があるから
いつでもどうぞと心にもなく
愛想笑いで言ったりもして
あなたがおもむろに
灯りを消すから
またいつものことかと
身構えたところ
明日は早いから
おやすみというので
眠くもないのに
仕方がないから
*繰返し